2017年11月24日金曜日

闘いなくして安全なし No.142

http://www.doro-chiba.org/ga/tn142.pdf


入出区の全面外注化阻止を
乗務手当廃止と別会社化・転籍と一体の攻撃

 水戸支社において10月ダイ改で画策された水戸鉄道サービス(MTS)への構内入出区の全面的外注化は重大な攻撃です。会社は分社化・転籍強制に向けて、さらなる外注化攻撃を狙っています。

乗務員へのさらなる労働強化

 構内入出区業務の全面的外注化は、運転士の深刻な労働強化を意味します。本線運転士が入出区をやらなくなれば、その間に本線乗務をさせられるようになるからです。
 会社は「ハンドル率向上」を掲げ乗務員への労働強化を毎年のように行ってきました。
 乗務中に運転士が倒れる事態が相次ぐなど職場はすでに限界を超えた状態です。
 そこからさらなる労働強化を行おうという許し難い攻撃です。
 これは、水戸支社を皮切りにして全国で乗務員の徹底した労働強化を進めようという狙いです。実際、千葉支社でも以前からCTSが「入出区を受託したい」という話しを持ち出しています。
 すでに会社は「技術的には無人運転も可能なのに乗務員に特別に手当を払う理由はない」という形で、乗務手当廃止まで狙っています。無人運転の本格的なプロジェクトチームもスタートさせ、乗務員の膨大な人員削減を行おうというのです。それは別会社化の前提をつくるという重大な攻撃でもあります。

職場から反対の声をあげよう

 東労組には乗務員手当廃止を含めて提案されていることは間違いありません。しかし、MTSへの入出区作業の外注化についての東労組の主張は「ダイ改以前に提案されるべき」「施策の進め方が問題」「エルダー本体枠拡大の議論中は認められない」というだけです。
 結局、合理化や外注化に反対しているのではなく、東労組幹部が無視されていることに抵抗しているだけです。一部幹部が会社との結託体制を取り戻すためにやっているから、攻撃の本質を明らかにできないのです。
 現場労働者の権利を守るために闘ってこそ労働組合です。一部幹部のために会社に権利を売り渡すなどあってはなりません。入出区外注化、乗務手当廃止に反対の声をあげよう。

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