2017年6月2日金曜日

闘いなくして安全なし No.122

https://drive.google.com/file/d/0B6_MNKzi3eCFV0M4M3FrQl9WVGM/view?usp=sharing


無人ホームから転落
JR新潟駅-駅員削減・営利優先が事故の原因

 5月17日、JR新潟駅で視覚障害者の男性がホームから転落しました。
 その様子を、駅係員がホームを監視するモニターで確認。列車がホーム手前まで迫っていたため、係員が列車を非常停止させたところ、列車はホームの50㍍手前で停止しました。男性は、近くにいた乗客に引き上げられ、けがなどはありませんでした。

以前から「危険なホーム」の指摘

 今回は緊急停止が間に合いましたが、発見が遅れれば死亡事故につながってもおかしくない重大事故です。
 事故の発生した新潟駅4番線ホームは、連続立体交差工事のため極端に狭い状態になっており、以前から危険だと指摘されていました。しかし、ホームに駅員は配置されておらず、通勤・通学時間帯にガードマンが配置されるだけです。

今すぐホームに駅員配置を


 JR東日本は、駅員を減らし、無人のホームを拡大してきました。代わりにホームを監視するモニターや緊急停止ボタンを設置したとしても、安全が守られるとはいえません。
 ホームを監視するモニターについて、「幅が狭かったり暗かったり、階段の陰になって見通しが悪かったり。危ないと感じるホームはたくさんある」という車掌の声が報道されたこともあります。
 「ホームに駅員がいなくても、モニターがあればいい」といって、駅員の合理化・削減を進めれば、より深刻な事故を引き起こすことになります。同時に、乗務員への負担を増加させることにもつながります。
 利益とコスト削減のために鉄道の安全を犠牲にするなど、絶対に許されません。JRはただちにホームに駅員を配置すべきです。

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