2017年6月15日木曜日

外注化阻止ニュース 第323号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka323.pdf


地域から鉄道を奪うな!
千葉支社17年計画
地域生活・鉄道の安全を犠牲に利益追求

 今年4月に千葉支社が作成した17年度実行計画は、「厳しい経営環境」として、さらなる列車切り捨ての狙いを示しています。
 計画に示された沿線人口の調査は、「千葉以東線区」と言いながら、実際には「首都圏70~80㌔圏」でわざわざ分けて行っています。初め
から70~80㌔圏外は「乗客が少ないから列車を切り捨てる」という結論ありきの調査なのです。

鉄道切り捨てが地域を破壊

 14年のダイ改で久留里線は、昼間の時間帯に列車が5時間以上も来ないほど削減されました。その後、16年に君津市教委が久留里線沿線
の3小学校、4中学の統合案を発表しました。列車切り捨てが地域を破壊しているのです。
 今年のダイ改では「君津・木更津系統分離」として内房線の館山~千葉間の日中時間帯の直通運転が廃止されました。今度の実行計画は、それが内房線・君津以南の分離・切り捨てにとどまらないことを示しています。
 JR東日本は毎年、史上最高益を更新し、大規模駅の改修工事やビル建設に巨額の金を使っています。他方で地域生活に必要な列車は「儲からない」と切り捨て。安全も公共性も無視し利益を最優先にコスト削減を進めています。
 5月21日に設立総会が開催された「内房線と地域を守る会」は、継続した運動と本格的組織づくりの努力を続けています(東京新聞の記事)。

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