2017年6月11日日曜日

日刊動労千葉 第8294号

最高裁・上告棄却決定弾劾!
幕張不当配転事件
組織破壊攻撃を粉砕し組織拡大へ闘おう

 5月31日、幕張支部役員に対する不当配転事件について、最高裁判所は組合側の上告を棄却する不当な決定を行った。われわれは、あまりに明白な不当労働行為を容認する決定を行った最高裁を徹底的に弾劾する。

支部役員12名中5名を配転

 この事件は、09年9月からわずか5ヶ月で幕張支部役員12名中5名が配転されるという露骨な不当労働行為をめぐって労働委員会から地裁・高裁と争ってきたものだ。
 東京地裁では、「幕張車両センターでは動労千葉が最大組合で、当時外注化は実現されていなかった」「外注化提案と本件配転とが時期的に近接している」という事実を前に、「外注化に反対する動労千葉の弱体化を意図して行われたという組合の主張にも一応の根拠はある」と事実上、不当労働行為を認めざるを得なかった。
 それに対して東京高裁は、会社の主張を丸呑みして「合理性がある」「不当労働行為ではない」という判決をだした。第一回弁論で結審し、何の真実も明らかにすることなくだ。実質的に不当労働行為を認めざるを得なかった地裁判決をひっくり返すことだけを目的にした、結論ありきのあまりに不当な判決だ。
 最高裁はこの不当判決を、「上告理由にあたらない」というだけのごく数行の決定文で、内容を何ら検討することなく容認したのだ。

組合破壊と外注化推進が狙い

 会社の主張は、結局「動労千葉組合員以外に候補者がいなかった」というものだ。
 しかし、退職者補充が必要なことは何年も前からわかっている。そのための要員をあらかじめ養成しておくことは、会社として当然のことだ。配転基準もいくつも用意され、そのたびに恣意的に適用されている。結局、すべては動労千葉排除のために行われたものだったのだ。
 その狙いは、動労千葉の組織破壊を通して外注化を推進することだった。われわれの闘いは10数年に渡り外注化を完全に阻止し、今は外注化された職場から外注化を粉砕する新たな闘いに立ち上がっている。最高裁の上告棄却の不当な決定を徹底的に弾劾し、外注化粉砕まで全力で闘いぬこう。

共謀罪成立絶対阻止! 6・1国会前行動に決起
労組根絶狙う「現代の治安維持法」を粉砕しよう

http://doro-chiba.org/nikkan_tag/8294/

 6月1日、安倍政権が共謀罪の衆院採決を強行して参議院での審議が開始される中、共謀罪絶対阻止の国会前行動が闘われた。動労千葉からは渡辺執行委員を先頭に参加し、ともに闘い抜いた。共謀罪は、現代の治安維持法であり、労働組合根絶と戦争へ突き進むためのものだ。全力で闘い、成立を絶対に阻止しよう。




国鉄分割・民営化から30年
戦争と民営化に反対する新たな闘いへ

国鉄1047名解雇撤回!
エルダー制度を利用した不当労働行為を許すな!
第2の分割・民営化攻撃粉砕!
全面外注化・分社化と転籍強制許すな!
地域切り捨てのダイ改粉砕!




動労千葉 第77回定期委員会

6月25日(日)13:00~ DC会館にて
定期委員会の成功から6月末闘争へ!
全力で結集しよう!

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