2017年3月2日木曜日

日刊動労千葉 第8250号

3.3決起集会から3.4ストへ
内房線、久留里線切り捨てを許すな!

 動労千葉は、2月25日、DC会館において、第76回定期委員会を開催し、第2の分割・民営化と対決し、全面外注化・分社化攻撃粉砕、3月ダイ改阻止、17春闘勝利に向け、春闘第一波闘争として3・4ストライキで起ち上る方針を決定した。スト貫徹に向け、3・3動労千葉総決起集会、3・4館山行動に総結集しよう。
 委員会は、佐倉支部・高橋委員を議長に選出し議事が進められた。スローガン提起の後、田中委員長があいさつを行った。(別項)
 来賓として、動労千葉を支援する会の山本事務局長が、「2月19日、佐倉支部と支援する会の交流会は熱気のあるすばらしいものとなりました。第2の分割民営化粉砕へ動労千葉と一体となって闘う決意を込めて各支部のみなさんと交流していきたい」とあいさつした。
 その後、経過報告、当面する取り組み、暫定予算の提起と進み、質疑応答が行われた。

出された主な意見

▽2月4日の内房線のダイヤ改正反対集会には各支部からの応援大変ありがとうございました。人が乗っていなくても国鉄から引き継いだJRは公共交通機関であってこれを守るために、地域の人と結び合って頑張りたい。
▽幕張における構内運転士の今後の展望について。
▽貨物では賃金問題が深刻、55歳で70%は本当に厳しい。現場では、せめて90%、80%の話も出ている。嘱託での乗務員は本当に大変。おりる場所の確保やトイレの問題もある。
▽系統分離で接続を何分まで取るのか。鹿や猪とぶつた場合の対策として、柵などの対策を。CTSでの諸手当、改善を。
▽車技分科定期委員会を開催した。まっさきに出たのがエルダー問題の現状だ。内房線の系統分離による派出対応の問題。革マル川又が来て大量退職問題を逆手にとって一挙に外注化が進むのでは。キッチリ闘っていきたい。動物と衝撃して車両のスカート部分が仮修繕しかできない。亀裂が入っている状態で運用しているのは問題。
▽ダイ改により、東千葉電留線に50分待機となり食事が取れない。
▽乗務員を守るように、運転席の動画撮影を禁止する対策を。

総括答弁の後、方針案、暫定予算案、委員会宣言が採択された。最後に青年部の組合歌合唱、田中委員長の団結頑張ろう三唱で定期委員会は成功裡に終了した。




田中委員長あいさつ

 本部としては、第2の分割・民営化に立ち向かう大きな方針と共に、佐倉でのトイレ問題での強制出向、こんなことを許していいのか。限界を超えた乗務行路の長大化、動画を撮られネットに流されて、それを口実にした乗務停止・処分・配転が職場に吹き荒れている。鉄道の安全は外注化で職場がバラバラになって技術継承は崩壊し誰も責任をとらない。これでいいのか。大量退職をめぐっては、40年間働いてきた人を使い捨てるような扱いでいいのか。大量退職という問題を逆手にとって、分社化・転籍を進め、組合を潰そうとしている。こうした全てのことを闘いとして結合し、ストライキに起ちあがりたい。
重大なことが起きている。第2の分割・民営化は30年間続いてきた労務政策、職場支配の根幹であった革マルと会社の結託体制を全部清算するという形で動いている。東労組では脱退が始まっている。組織拡大の大きなチャンスが来ている。
17春闘は、貨物とCTSの仲間たちを焦点に押し上げて全体で闘いたい。JR本体・CTSで本格的な組織拡大を実現したい。3・4ダイ改阻止闘争に立ち上がる。組織拡大春闘に勝利するために新しい一歩を踏み出したいと考えている。