2017年3月1日水曜日

闘いなくして安全なし No.110

https://drive.google.com/file/d/0B6_MNKzi3eCFQy1aRU5EbGUxaDg/view?usp=sharing


乗務員への背面監視やめろ!
運転台に「撮影はお控え下さい」とステッカー

 昨年3月ダイ改以降、乗客が運転士を盗撮してSNSなどで叩き、マスコミがそれを取り上げていく風潮が広がりました。
 JRもそれを、職場を徹底的に締めあげることに利用してきました。乗務停止や処分、配転を次々に乱発したのです。
 乗務中ずっと監視され、下を向いただけで「居眠りだ」。「あぐらをかいた」と言われて、乗務停止。これでは、息もできない職場になってしまいます。

締め付けでは、安全は守られない


 動労千葉は、「乗務員を守れ」「監視を止めろ」と声を上げてきました。
 右の写真は、栃木県を走る烏山線を走る車両のものです。運転台のガラスには、「運転中、乗務員室の撮影はお控え下さい」と書かれたステッカーが貼られています。
 乗務員は、背後から撮影される不安の中で乗務しなくてはならない状況です。このような対応を取るのは当然のことです。
 何より、乗務員への締め付けは鉄道の安全を守るどころか、「第2の尼崎事故」につながるものです。締め付けへの恐怖が、些細なミスを107名の命を奪う最悪の事態まで拡大させてしまったのが05年の尼崎事故です。乗務員への背面監視は、ただちに止めさせられるべきです。




動労千葉「3月ダイ改の労働条件に関する申し入れ」より


 運転士に対する撮影の横行や、インターネット等に動画や写真が流されるなど、運転士が不安と緊張の中で本線乗務を強制されている状況は運転保安上重大な問題であることから、次のとおり対策を講ずること。
(1)背後から運転士を撮影することを禁止する旨を表示すること。
(2)社会的状況が変化していることに踏まえ、運行の安全を確保するために、運転席は客席から完全に遮蔽された構造とすること。また、それまでの間、カーテンは下げた状態を所定とすること。
(3)インターネット上の不適切は映像等については、会社の責任で直ちに削除する手配をとること。

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