2017年2月7日火曜日

2・4内房線切り捨てのダイヤ改正に反対する集会

集会アピール

昨年12月16日、JR東日本千葉支社は、3月4日実施予定のダイヤ改正の内容を発表しました。それによれば、現在昼間帯に運行している館山駅~千葉駅間の普通列車は全て木更津駅で折り返し運転とされ、千葉への直通列車はなくなります。また、15年3月のダイヤ改正で削減された特急列車の代替として昨年3月に新設された館山駅~東京駅間の特別快速列車も廃止されます。さらに、内房線の各駅停車が全体で10本廃止が含まれています。
久留里線の上総亀山駅~久留里駅間では、上総亀山駅発の初列車と最終の終着列車が廃止されようとしています。すでに、日中時間帯は5時間半も列車が来ないように削減された上にです。
このダイヤ改正が実施されれば、公共交通機関である内房線の利便性は大きく損なわれます。また、一昨年には平日の館山着・発の特急列車が廃止されたことで大きな影響を受けた安房地域の経済・社会に、再び大きな打撃を与えることは間違いありません。地域の過疎化や経済・社会の疲弊化を一層促進するダイヤ改正は、断じて容認できません。
JR東日本は、館山駅~千葉駅の直通運転廃止を「君津・木更津系統分離」と呼び、君津より南側を分離して、さらなる削減と切り捨てを進めようとしています。「選択と集中」と称し、利潤だけを求めて列車を削減して地域を切り捨てるものです。しかもこれは、千葉だけの問題ではありません。
私たちは、3月4日実施予定のダイヤ改正に反対します。列車削減によって南房総が切り捨てられていくことを黙ってみていることはできません。今日の集会を期して、内房線切り捨てのダイヤ改正の撤回を求めて、地域をあげた取り組みを行っていくことを、ここに宣言します。
 
 2017年2月4日
内房線切り捨てのダイヤ改正に反対する集会 参加者一同