2017年2月16日木曜日

外注化阻止ニュース 第301号

http://www.doro-chiba.org/ga/gaityuuka301.pdf


内房線切り捨てのダイヤ改正に反対する
館山集会に170人
地域社会から将来の希望を奪うなの声

 館山市内で2月4日、「内房線切り捨てのダイヤ改正に反対する集会」が開催され、地域住民など170人が集まりました。
 元教員の松苗禮子代表は、腹話術でアピール。「『JRのやり方はおかしい』『各駅停車の折り返し運転はやめて』『元のように特急を走らせて』と運動できれば大きな力になる」「運動の秘訣は絶対にあきらめないこと」と訴えました。
 地元出身の青木愛・参院議員、館山市議の鈴木順子議員、石井敏宏議員も発言。さらに地元住民からさまざまな発言がありました。
 「地域を活性化させたいのにますます寂れてしまう」「住み慣れたところを離れることはできない」「直通運転の廃止は何としても止めてほしい」
 「生徒の移動は列車、直通でないと不便で仕方がない」「地域から廃止できない状況をつくりたい」(元教員)
 「公共交通である鉄道を住民の意志を無視して運行すること自体がおかしい」「近い将来の列車削減、第3セクター化に向けて反対運動をつくりたい」(弁護士)
 「鉄道文化を残したい」「東京方面から内房線で館山まで4回も乗り換えた。これでは大変。みんなが自然に使える環境が必要」(元新聞記者)

地域と内房線を守ろう

 動労千葉木更津支部の山田繁幸・本部執行委員は、ダイ改のたびに館山運転区廃止、特急の廃止などの地域切り捨てが行われてきたことを指摘し、「『系統分離』は、分離運転―ワンマン化への一歩」と訴えました。
 さらに、ワンマン運転が導入された久留里線は、日中は5時間半も列車が来ないほど削減され、駅も無人化、初電、最終列車の削減も提案されていることを報告し、「自分たちの地域と内房線が切り捨てられるのを、会社の言いなりで黙っていられない。館山と内房線を守るために怒りの声をあげ続けていきたい」と決意を語りました。

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